パソコンの原因不明なフリーズを解決する方法

昨年(2017年)に購入したパソコンで不定期にフリーズするという症状が出ていた。購入直後は大丈夫だった気がするが、いつの間にかフリーズが発生するようになっていた。スペック的にもOS的にも最新のものを使用しているのに発生しており、原因を掴めないでいた。少し上級者向けな記事になるかもしれないが、ご了承いただきたい。

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フリーズの発生状況

フリーズ発生のタイミングは不定期であり、Chromeブラウザでネットサーフィンしている時や、ただOSを立ち上げて放置しているだけでも起こる。

フリーズにもいろいろな種類があると思うが、一番厄介なフリーズの仕方をしている。画面が表示されたまま固まり、マウスもキーボードも一切動かなくなる。フリーズを解除するには電源を落とす(電源ボタンの長押し)しかなく、原因も特定しにくい。

OSごとフリーズしていなければCtrl+Alt+Deleteキーでタスクマネージャを開き、フリーズしているソフトを落とすだけで復帰することもできるだろうが、今回はキーボードもマウスも動かない状態でそういう対応もできない。

パソコンに接続されているUSB機器を外したりしても、効果なし。パソコンの電源を入れなおせば普通に立ち上がるので、ハード的な不具合もないと考えられる。

OSはWindows 10 home(Ver.1709)でCPUはCore i7 7700K、メモリは16GB、GPUはGeforce GTX 1070を積んでいるのでスペック不足によるフリーズということはないだろう。

過去の経験

冷却不足でCPUの温度が上がりすぎてブルースクリーンになったり、外部機器(出来の悪い地デジチューナー等)の動作不安定でブルースクリーンになったりしたことはある。その場合はCPU冷却能力を上げたり、外部機器を外せば解決するだろうし、発生するタイミングも見つけやすい。

電源やHDDが破損している場合は、OSの動作や立ち上がりが遅くなったり、起動すらできないこともある。その場合は修理・交換の対応になる。再現よく発生すると思うので、今回の不定期に発生&普通に起動するという症状には当てはまらない。

ソフトウェアの相性、よくウイルス対策ソフトが原因ということもある。その場合は発生タイミングがわかると思う。何もソフトを起動していないのに発生するということは考えにくい。

原因を調査

フリーズしている原因がまったくわからときは、とりあえず、OSのイベントビューアーを見てみる。表には出てこないOSの動きがログとして見ることができる。

Windows 10ではスタートボタンの右クリックから開くことが出来る。

電源を落とした後のログを見るとKernel-PowerでイベントID41が記録されている。内容は「システムは正常にシャットダウンする前に再起動しました。このエラーは、システムの応答の停止、クラッシュ、または予期しない電源の遮断により発生する可能性があります。」と出ている。確かに電源を落とすしか手段がないので、この重大なエラーが出ていてもおかしくない。

詳細を見ても、BugcheckCodeも0(ゼロ)になっており、何の手掛かりもない。さらに遡ってみてみると、「以前のシステム シャットダウン ( ‎2018/‎02/‎10 20:48:30) は予期されていませんでした。」と出ているが、こちらも予期していないので、何が起こったのかわからなかった。(落ちた時の時間帯のログを見ても、「Background Intelligent Transfer Service サービスの開始の種類は 自動的な開始 から 要求による開始 に変更されました。」ぐらいしか残っておらず原因は掴めなかった。このログは落ちる時だけに限らず出ているため)

結局、原因が掴めず、OSから入れ直すことにした。パソコン自体が悪いのかソフトが悪いのか、見極めなければならない。

OSのクリーンインストール

パソコンの初心者にはハードルが高いが、OS(Windows 10)のクリーンインストールを行った。これで直ればパソコン的には問題なく、後々にインストールしていったドライバやソフトウェアが原因ということになる。

これが当たりであり、クリーンインストール(OSと基本ドライバーのインストール)した状態ではフリーズはしなくなった。

このことから、後からインストールした何かが悪さをしてフリーズを起こしている可能性があると判断できる。でもどのソフトが悪いのか見当がつかないので、少しずつインストールして確かめていった。(不定期ではあるが発生する場合は1日に1回程度出ていたため確認はできる)

今回のフリーズの想定原因

地道に特定していくことにして、ようやくフリーズを起こす原因を見つけることが出来た。どうやら、「Microsoft Visual C++ 2010 再頒布可能パッケージ」のインストールがフリーズの原因と思われる。

これはVisual C++ 2010で作成されたソフトを動かすためのランタイムである。つまりちょっと前のソフトを動かすために入れたランタイムが何かしら悪さをしてフリーズを発生させていると考えられる。

この「Microsoft Visual C++ 2010 再頒布可能パッケージ」をアンインストールすると不思議なことにフリーズすることがなくなった。(なぜこんなことが起こるのか厳密にはわからないし、何か複合要因で起きているのかもしれないのであくまでも参考程度に)

パソコンの動きがおかしい時に確認すること

重くなったり、フリーズしたり、誤作動したりするのは、ハードウェアが壊れていなけば、何かしらソフトをインストールすることで起こっていると考えられる。OSをクリーンインストールするスキルがある方はクリーンインストールすれば解決する可能性が高い。

クリーンインストールが出来ないとしても、不具合が起き始めた時期に何かパソコンに変更を加えていないか、「設定→アプリ」からインストール日付で並び替えして、該当時期に何かインストールされていないか確認してみるのも良い手段である。

何もやっていないのにパソコンの動きがおかしくなるというのはあまりない。昔から言われているように、何か変わったときは何かしら変更を加えている可能性が高い。またOSも自動更新していき、少しずつ変更されていっている。そのあたりを糸口に解決していく必要があると思う。