記録メディア(媒体)は進化が早い物のひとつである。5年ほど情報を見なかっただけでも容量が多くなっていたり、価格が安くなっていたり、新しい規格が出ていたりするので注意が必要である。知識を更新するためにも、2019年の主要記録メディアの種類と価格を見てみようと思う。数年後に見返すとまた進化が感じられるかもしれない。
記録メディアとは
デジタルデータを保存するものである。例えば、手軽にデータを持ち運びできるUSBメモリやテレビ番組を保存できるブルーレイディスク、パソコンやスマホでデータを保存しておくハードディスク、SSD等である。
ネットワークのブロードバンド化で新しく記録メディアを購入して使うということは減っていると思う。しかし、パソコンやスマホのデータ、写真、残しておきたい映像など、消えると困るデジタルデータがあると思うので、そのバックアップとして利用する機会はあるだろう。
時代とともに高音質、高画質、ビッグデータ化など扱うデータは増えてきているので、昔のメディアでは対応できなくなってきている。その時その時のベストなメディアを選んで保存し、さらにある程度の年月が経ったら新たなメディアに移行していくということも必要だろう。
さすがにもういないと思うが、昔の知識のまま止まっていると、フロッピーディスクやMO、DVD-RAM、CD-R、DVD-Rを使ってバックアップするという方も出てくるかもしれない。4K,8K映像が出てきていたり、HDDが4TBが普通になっている時代に先に挙げたメディアに保存するのは効率的ではないし逆にコストがかかってしまう。
どのメディアに保存するか考えた時に、だいたいの容量と価格を知っておかないと選べないと思う。そうしたときにこの記事が役立てば幸いである。
主要記録メディアの価格と1GBあたりの価格一覧
2019年現在の主要記録メディアの1GBあたりの価格を調べてみた。(2019/3/10現在)
容量と価格は下記のようになっている。12cmディスクは複数枚で売られているので、1枚あたりの金額にしている。
記録メディア | 容量 | 価格 | 単価/GB |
---|---|---|---|
USBメモリ(売れ筋) | 32GB | ¥502 | ¥15.69 |
USBメモリ(最大容量) | 1000GB | ¥47,682 | ¥47.68 |
MicroSDカード(売れ筋) | 128GB | ¥1,967 | ¥15.37 |
MicroSDカード(最大容量) | 512GB | ¥13,258 | ¥25.89 |
DVDディスク(売れ筋) | 4.7GB | ¥22 | ¥4.59 |
DVDディスク(最大容量) | 8.5GB | ¥94 | ¥11.06 |
Blu-rayディスク(売れ筋) | 25GB | ¥46 | ¥1.84 |
Blu-rayディスク(最大容量) | 128GB | ¥872 | ¥6.81 |
ハードディスク(売れ筋) | 4000GB | ¥7,917 | ¥1.98 |
ハードディスク(最大容量) | 14000GB | ¥63,800 | ¥4.56 |
SSD(売れ筋) | 500GB | ¥8,208 | ¥16.42 |
SSD(最大容量) | 4000GB | ¥64,980 | ¥16.25 |
価格を調べているとやはり自分の情報が古くなっていることに気付く。ハードディスクに14TBが出ていることや、SSDの500GBが8000円少しで購入できるようになっている。SSDにOS入れたら他にデータ入れれないとか言っていたのがちょっと前だった気がするが、SSDだけでパソコンを構成してもよいぐらいまできている。
ただし、昔も今もハードディスクが、容量に対しての価格が一番安いのは変わらないようだ。USBメモリやMicroSD、SSDの半導体を使ったメディアは安くはなってきているが、ハードディスクにはやはり追いつけていないようだ。
コメント
昔はHDDは高かったと思いますよ。
テープやFD、MOやCD-RにKBやMB単価では勝てませんでした。
DVD-Rにも勝てなかったように思います。
BD-Rの世代でようやく追いついてきたような…