電力会社のWeb会員サービスに入ったら使用量が明確になり電気代を安く出来た!

2018年12月2日

電力会社のWeb会員サービスをご存じだろうか。電力会社によって多少の違いはあるが、主にポイントを貯めたり、過去の電気料金、電気使用量を見たりすることが出来る。申し込んでみると想定以上の情報を見ることができ、利用者にかなり利点があると感じたので紹介したいと思う。

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電力会社のWeb会員サービス

筆者の住んでいる地域は北陸なので、電気は北陸電力と契約している。北陸電力では「ほくリンク」という名前でWeb会員サービスを提供している。テレビでも頻繁にCMが流れているので、興味があったり、得したいという方は率先して会員登録していると思う。

ポイントが貯まったり、電気料金をネットで確認できるという利点はあるというのは伝わってくるが、会員登録は強制ではないし、あまり必要性のないものと感じていて、これまで登録を保留してきた。しかし、毎月届く検針結果をペーパーレス(紙の明細書をなくす)にしたい、ポイントが貯まるのであれば早めにやっておいたほうがお得だろうという考え、軽い気持ちで会員登録してみた。

もちろん、このようなWeb会員サービスは北陸電力の「ほくリンク」だけではなく、他の電力会社でも提供している。

電力会社 Web会員サービス
北海道電力 エネモール
東北電力 よりそうeねっと
東京電力 くらしTEPCO
でんき家計簿
中部電力 カテエネ
北陸電力 ほくリンク
関西電力 はぴeみる電
中国電力 ぐっと ずっと。WEB
四国電力 よんでんコンシェルジュ
九州電力 キレイライフプラス
沖縄電力 電気ご使用実績照会サービス

各社いろいろな名前でWeb会員サービスを行っている。ポイントが貯まるという共通点も多い。ただ、沖縄電力だけ、他の電力会社でやっているような利用者が楽しめるコンテンツはなさそうである。自分の契約している電力会社のWeb会員サービスをとりあえず確認してみるとよいだろう。

スマートメーター導入の一環

Web会員サービスでは電気料金や電気使用量をインターネットで見れるというのが一番の特徴である。ただ、単純に電力使用量の紙に記載されている内容だけをネットで見れるというわけではない。なんと、1日単位での消費電力だけではなく、1時間単位の消費電力が見れるようになっていた。

これはスマートメーター導入のおかげで実現されている。前までは1か月単位で検針して、前回検針からどれだけ使ったかで電気料金を払うようになっていた。現在では毎日使用量が電力会社に転送されていて、しかもそのデータを個人でWebから見れるようになっている。ただし、現在はまだ置き換え期間中であり、すべてが完了するのが5年後ぐらいということである。新築やメーターの有効期限切れで取り換えした場合は、知らないうちにスマートメーターになっている可能性が高い。

スマートメーターは電力会社が置き換えしており、個人負担は何もない。つまり何も投資しなくても時間単位の消費電力を把握できるようになる。これまではHEMSやブレーカーに電力モニターを付けるなど、コストも工事も必要だったが、Web会員サービス(無料)に申し込むだけで、時間単位の消費電力を知ることが出来るようになる。しかも電力会社が計測しているので、正確だ。

利用者だけでなく電力会社側もメリットがある。スマートメーターを導入すれば人力による検針をしなくてもよくなり、さらにWeb会員サービスに移行してもらえば検針票を紙で配る必要もなくなる。また、時間単位の消費電力を各家庭ごとに把握できるため、必要な発電量の調整や節電の呼びかけなど細かくできるようになる。

消費電力を見てみる

気軽に見ているだけで分かることもある。棒グラフで表示されるので特別な知識も必要ない。

試しに、1時間ごとのグラフを表示してみる(ある2日の比較)。ほくリンクでは「いろいろ比べる」→「日で比べる」と進んでいくと表示できる。※このグラフを出すのはプライバシー等の問題もあるのであまり公開するのは良くないが、わかりやすく具体例を示すために公開する

このように1時間当たりの使用量を見ることが出来る。また、日付指定で2日の比較もできる。この棒グラフを見て、まず驚いたのが、深夜帯にすごい電気を使用しているということだ。明かりを消しているし特にテレビもついていないのに、なぜここまでの電力を使っているのか。しかも大体4時間使用量が多い。

これは「ほくリンク」に申し込まなかったら気付かなかったことだ。1.4kWh~1.6kWhというと1400W~1600Wの電気製品を1時間つけっぱなしということ。

このように1時間当たりの使用量が見えれば、その時間帯に何をしていたか、何を動かしていたかを思い出せば大体の要因を予想することが出来るだろう。節電にも役立つと思うし、思わぬ使用量の家電が見つかるかもしれない。

浴室乾燥機の消費電力が高い

使っている時間帯と消費電力から、浴室乾燥機だと判明した。風呂場のカビ予防と洗濯物を乾燥させる目的で毎日4時間使用していたが、これがかなりの電気を使用していたようだ。

お風呂に備え付けされており、消費電力は気にしていなかった。まさか、ここまで電力を使用しているとは思わなかった。

1日の電気使用量の約6割がこの浴室乾燥機が占めている。これは対策したほうがいいレベルと考えられる。浴室乾燥機を付けなければ、使用量を6割カットできるのはわかるが、風呂のカビ予防と洗濯物を乾かすのは止めたくない。

対策ということで、パナソニックの衣類乾燥除湿機(パナソニック 衣類乾燥除湿機 デシカント方式 ~14畳 ブルー F-YZR60-A)を購入してみたところ、風呂の乾燥も、洗濯物乾燥もでき、電気使用量も削減できた。衣類乾燥除湿機購入という初期投資はあるが、電気料金削減分で十分元が取れる。

衣類乾燥除湿機を導入したときの1時間毎の消費電力である。1日の使用量も半分以下になっていることが「ほくリンク」で比較すると一目瞭然である。

購入した衣類乾燥除湿機は「おまかせモード」で290Wであるので、浴室乾燥機に比べると3分の1ぐらいであり、湿度を検知して自動的に停止するため3~4時間で乾燥を完了できる。消費電力も抑えて、動作時間も短くなっているので大幅に消費電力を削減できた。

どれくらい電気代が安くなったのか

浴室乾燥機から衣類乾燥除湿機に変えたあと、実際にどれくらい月当たりの電気代が安くなったか見てみる。大体1日平均2.9kWh使用量が減っている(前の紹介したグラフはわかりやすくするため消費量の大きい日を載せているが平均すると2.9kWh程度になる)ので1か月(30日)をかけてみると、

2.9[kWh] × 30[日] = 87[kWh]

北陸電力の従量電灯Bで契約しているので、第2段階料金の範囲で削減したとすると、21.33円/kWhなので、

87[kWh] × 21.33[円/kWh] = 1855.71[円]

約1,900円/月というと結構大きいのではないだろうか。衣類乾燥除湿機が18,000円ぐらいだとすると約10か月で元が取れ、それ以降はずっと1,900円ずつプラスになる計算だ。さらに衣類乾燥除湿機を手に入れることで天気や湿度に関係なく洗濯物を乾かすこともできるし、家事の時短にもなる。

私の場合は浴室乾燥機であったが、古い家電や暖房器具の中にも同じように消費電力が高いものがあるかもしれない。消費電力の低いものに買い替えるだけでも電気代を抑えることが出来るかもしれない。

見える化の効果

使った電気量が手軽に見えるというのは、かなり利点がある。闇雲にこまめに電気を消したりするより、もっと効率的な節電方法があるかもしれない。節電すれば環境のためにもなるし、電気料金が安くなるので家計も助かるだろう。

毎月かかる電気料金なので、早めに対策を打てば効果も高いだろう。私のような例もあるので、まずは自分で使用量を見てみるのが一番だろう。

よくネット上でネタになる「エアコンはつけっぱなしのほうが電気料金が安いのかどうか」も各家庭の環境で検証できるだろう。検証してみて1か月後に電気料金がすごく高くなっていたと後悔することもなくなるだろう。1日単位で消費電力が見えるので、やっぱりうちは消したほうが消費電力少なくて済むということもすぐに判断できる。

電力会社のWeb会員サービスにまだ登録していない方は是非登録してみるとよいと思う。

家電

Posted by kazutomo