スマホを省エネにする手順

スマホ最新機種であれば特にバッテリーを気にしなくても1日ぐらいは充電しなくても持つだろう。とはいえ、重要なときに電話をかけれなかったり、インターネットで調べ物ができなかったら、せっかくのスマホも意味がない。なので、できるだけ消費電力は少なくしておきたい。

主にバッテリーを消費するのは画面表示、通信機能、アプリ動作である。操作中の消費は仕方ないが、待機中の消費電力を少なくすればスマホの電池の持ちがかなり良くなる。特に通信機能(Wi-Fi,データ通信,GPS,bluetooth)をOFFにすると消費電力はかなり少なくなる。また、それにあわせて通信を行っているアプリが動作しなくなるのでCPUも動作せず、さらに消費電力が少なくなる。

消費電力が少ないと言うことはバッテリーの持ちだけではなく、発熱もしにくいということである。常に発熱しているのであれば、何かしらアプリが動作しているということになる。少なくとも待機中に何も動かなくしておけば、よく聞く「スマホが熱くなる」という現象は起きないはずである。防水で高性能なCPUを積んでいるスマホは元々、熱がこもりやすい機器なので、苦情ばかりいうのではなく、ユーザーも使い方も考えないといけないであろう。(パソコンはファンを回して空冷したり、水流して水冷したり、放熱するのに必死なのに、スマホは熱伝導だけで放熱とか結構無理がある)

あと、モバイルWi-FiルータやMVNO利用者にも有益なことがある。それはスマホの待機中に通信しないことによって、モバイルWi-Fiルータの消費電力も少なくなり、結果的に長時間使えるようになる。私の持っているHW-02Eは待機中の通信を行わないことによって約2倍ぐらいの持ち(約6時間→約12時間)になった。また、MVNOは通信量によって制限がかかるが、待機中の無駄な通信をカットすることによって、この通信量も少なくすることが可能だ。

このようにスマホを省エネにするメリットはかなり多くあるように感じる。

デメリットとしては画面が消えている間はデータ通信ができないので、リアルタイムに通知するようなアプリが動作しなくなる。ただ、ほとんどのアプリはリアルタイムに動く必要はないと思う。スマホを操作するときに通信ができていれば問題ないことがほとんどだと思う。(本当にリアルタイムで必要なことは電話で)スマホを見たときにリロードや通信復帰時に自動でまとめて受信されれば特に困ることはないと思われる。

前置きが長くなったが、この待機中に通信をオフにするアプリに「iBattery」というものがある。画面オフ後に全ての通信を遮断してくれる。画面をオンにすると、通信は復帰するのでいつもどおりに使うことができる。導入は簡単であるので試してみて欲しい。

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Google Playでibatteryを検索し、インストール。

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インストール後、アプリ一覧からiBatteryアイコンをタップして開く。

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説明が出ますので×をタップして閉じる。

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わかりやすいスイッチが出てくるので、ONをタップ。

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ONが点灯したら、これで完了。これだけで説明した待機中の通信機能を無効にすることができている。音声通話はそのまま利用可能で、データ通信のみ遮断されている。基本的には標準設定のままでOKであるが、画面消灯後、何分後に通信を切るかなどは設定できるようになっている。

また、このアプリは待機中のアプリの動作も阻止するようにできている。ただし、歩数カウント系のアプリなどは常に動作しようとして何度も起動して逆に電力を消費するものがある。(他にもそういうアプリはあると思われる)その場合設定からアプリは終了しない設定にする必要がある。

ドコモメールは通信機能がオフであっても、受信通知はできる。標準の状態では通知してくれないので別途「ドコモメール監視」というアプリをインストールしておこう。

あと、Wi-Fiの復帰がうまくいかない場合は下記の設定を見直してみよう。

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設定のWi-Fiをタップする。

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メニューボタンをタップし、詳細設定をタップする。

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画面OFF時の動作をタップ。

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「接続を維持する」をタップ。接続を維持しないにしているとアンドロイド自身の機能で切断してしまい、タイミングによっては復帰できないことがあるようだ。

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「接続を維持する」になっていることを確認して、閉じる。

これでスマホを省エネにすることができた。6倍までとはいかないかもしれないが、ほとんどの方が電池の持ちが良くなるのではないかと思う。ただ、デメリットでも書いたように常時リアルタイムで待ち受けるデータ通信するアプリ(LINEなど)は使えないので注意が必要だろう。そのあたりも理解して使用すると良いと思う。

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